【床屋の育毛研】IKUMO LAB Vol.3 | BARBER-BAR(バーバーバー)

【育毛研】IKUMO LAB Vol.3

【育毛研】IKUMO LAB Vol.3

【脱毛・薄毛のQ&Aと対策案】

Q. タバコを吸うと髪が抜けるって本当?

A. タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があり、頭皮の血行を悪くする働きがあります。

そうすると頭皮の中にある毛細血管が影響を受け、毛根へ十分な栄養が届けられなくなります。
タバコを吸うことによりニコチンやタールが体内に入り、これを除去しようと大量の活性酸素(体に悪影響を及ぼす酸素)を作り出します。
この活性酸素が頭皮の中に含まれる育毛の栄養分でもあるビタミンCを分解してしまいます。
結果的に薄毛、抜け毛といったトラブルを招きます。

Q. 朝シャンは髪に悪影響?

A. 頭皮からは皮脂が分泌されて頭皮や毛髪を紫外線から守ってくれています。

皮脂が分泌されるのは、シャンプーをしてから6時間以上経ってからといわれています。
洗髪後、すぐに外出すると、皮脂が頭全体に行きわたっていないために紫外線のダメージを直で受けてしまいます。

Q. 加齢による抜け毛のメカニズムとは?

A. 若いころと比べると年齢を重ねるごとに髪の毛が薄くなる、髪が抜けるメカニズム。

・年を重ねると頭皮の血流が悪くなる → 血管を通って毛乳頭へ送られる栄養分が少なくなり結果的に薄毛、抜け毛となる。

・頭皮の中のバルジ領域の働きが悪くなる → バルジ領域から放出される「毛をつくれ!」という指令が毛乳頭へ届きにくくなり結果的に薄毛、抜け毛となる。

□ レバーは必須アミノ酸の巣窟

レバーとは、ウシ・ブタの肝臓のこと。栄養素が豊富で、育毛効果が期待できます。
様々な栄養素が含まれていますが、特に育毛の分野で欠かせない、亜鉛と必須アミノ酸、そしてビタミンが豊富に含まれていることが特徴です。
亜鉛は、タンパク質が髪の毛などの体の組織となるために必要な物質で、男性ホルモンの過剰生成を抑制する作用があります。

 

□ 納豆はアンチエイジングフード

納豆の成分のうち、特に育毛に効果的といえるのは、イソフラボン、ヨウ素。
イソフラボンは男性ホルモンに作用することが知られ、抜け毛を引き起こす男性ホルモンを抑制することができます。
イソフラボンには、頭皮を流れる毛細血管や、血管の劣化を防ぐ働きがあります。
この働きにより、発毛に必要な栄養素が、血管を通して届けられやすくなります。
納豆に含まれるヨウ素は、育毛に大きく関わっている物質です。
ヨウ素は甲状腺に作用します。ヨウ素により活性化された甲状腺ホルモンが、栄養を吸収しやすくし、新陳代謝を加速させることで、髪の毛の成長を後押ししてくれます。

 

□ 麦茶、烏龍茶を飲んでいる人は損をしている?

緑茶は別名「日本茶」とも呼ばれるように、日本人にとっては馴染みの深い飲み物です。近年、緑茶は育毛効果が期待できる食材素材としても知られるようになってきました。
緑茶に含まれているカフェインは、DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制に効果的です。発汗作用、利尿作用により体内に蓄積されたDHTを排出しやすくなります。
ちなみに、同じ分量で考えると、コーヒーよりも緑茶の方がカフェインを多く含んでいます。
男性型の脱毛症で苦しんでいる方には特に重宝してほしい飲み物です。

□ ミノキシジルを使用する(リアップシリーズ 一般用医薬品)

ミノキシジルは直接毛母細胞に働きかけ、毛母の細胞分裂を活性化させ、毛髪の成長を早める働きをします。
しかし、近年副作用が目立ってきました。血管を拡張するという事は、つまり血圧の低下、心臓や血管に負担をかけることを意味するので、体に様々な副作用を引き起こします。
元々、高血圧の治療薬として開発されました。

 

□ プロペシアの服用

錠剤タイプの飲む育毛剤といわれていて、男性型脱毛症に非常に効果を発揮するとされる薬です。
プロペシアは男性専用です。女性は服用してはいけません。
特に妊娠中や授乳中の女性はプロペシアに触ったりすることも危険です。
元々、前立腺肥大症の治療薬として開発。(1錠250円)

□ ツボ押しの効果

ツボを押して「痛い」と感じたら、その部分には何かしらの問題が、、、
ツボを押して正常な状態に戻すことにより、頭の血行促進、新陳代謝の促進で育毛するだけでなく、リラックス効果もはかれます。

□ ツボ押しの方法

ツボを指の腹で押さえます。そして”1″.”2″.”3″とツボを3秒ぐらい押しますが、この時
“1”を一番強く、”2″.”3″とだんだん力を弱めていきます。
(※マッサージのやりすぎは頭皮に負担がかかります。1か所につき3回くらいのツボ押しで行ってください。)

□ 抜け毛防止にいい「ツボ」

・百会(ひゃくえ)ツボ 
頭のツボの中心(血行促進など頭頂部)。両手の中指を重ねてツボにあて、ひじを横に開いて押します。
指圧しながら頭を後ろにそらすと効果的です。

・あ門(あもん)ツボ 
首と頭の血行を良くします。
うなじの中央で、髪の生え際から上の約2cmのところです。

・玉沈(ぎょくちん)ツボ
頭の血行を良くすします。

・角孫(かくそん)ツボ
頭とうなじのこわばりをほぐします。耳の上の髪の生え際あたり。指の腹で3~5秒くらいずつゆっくり押します。

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寄稿者

澤田 昌志 Masashi Sawada

学生時代にジムのインストラクター経験を経て
現在は美容・毛髪化粧品メーカーに勤務。
毛髪理論や薬剤に関する知識・情報を理美容サロンなどに
丁寧な解説でお伝えしています。

寄稿者
澤田 昌志 Masashi Sawada
学生時代にジムのインストラクター経験を経て現在は美容・毛髪化粧品メーカーに勤務。毛髪理論や薬剤に関する知識・情報を理美容サロンなどに丁寧な解説でお伝えしています。