【床屋の育毛研】IKUMO LAB Vol.2 | BARBER-BAR(バーバーバー)

【育毛研】IKUMO LAB Vol.2

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【薄毛の様々な原因と対処法】

抗がん剤治療を行うと、脱毛の原因になるのは、なぜ?

抗がん剤治療による脱毛の確率は高いですが、抗がん剤治療をすると必ず脱毛症状が出てくるわけではありません。
抗がん剤は、細胞分裂が盛んな細胞に強く影響する性格をもっています。
がん細胞は細胞分裂が盛んで、同じように細胞分裂が盛んな正常細胞まで攻撃をしてしまいます。
したがって、「活発に髪を作る毛母細胞」が抗がん剤の影響を受けやすく、結果、脱毛が起こってしまいます。

出産経験のある女性のうち、2人に1人は産後の抜け毛や髪質に悩んだ時期があるといわれています。
産後抜け毛そのものは、産後のホルモンの変化で、女性ホルモンが急激に元の量に戻ることで起こります。
自然なことで、病気ではありません。

一般的に薄毛、抜け毛の方の一番の原因はストレスといわれています。

ただ、そのストレスにも人体に対しての作用が異なる事が知られています。

遺伝により薄毛、抜け毛になることが知られています。
これから遺伝により薄毛になる可能性が高いケースをご紹介します。

Case 1) 薄毛の遺伝子(アンドロゲンレセプター=男性ホルモン受容体)はX染色体に存在するので母親から受け継がれます。

Case 2) 耳の形や鼻の形と同じで、薄毛になるのは遺伝子で決まっています。三親等以内の男性に薄毛の遺伝子(5αリダクターゼ)を持っている方がいるの家系は薄毛の可能性が高まります。

 

■遺伝と男性ホルモンの関係

1. 髪が健康的な方

運動で体を動かし、汗をかいたり体温を上昇させることは、それだけで体全体の代謝を活発にします。新陳代謝が活発ということは細胞が盛んに細胞分裂を繰り返し、日々新しい細胞に生まれ変わってきます。
つまり、体全体が若々しい細胞で満たされる為、毛乳頭細胞が退化しにくく、結果的に健康的な髪の毛を維持できます。

 

2. 薄毛、抜け毛で悩まれている方

人体の代謝が落ちると体全体の細胞の活動が弱まっている人がほとんどで、毛乳頭細胞が退化し、薄毛や抜け毛につながります。
また運動不足が続くと体脂肪が増加して肥満になれば、抜け毛などの原因とされている皮脂の過剰分泌がおこり、結果として髪の毛が抜けやすくなります。

次回はQ&Aと対策案についてご説明します。

【育毛研】IKUMO LAB Vol.3   ▶︎

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寄稿者

澤田 昌志 Masashi Sawada

学生時代にジムのインストラクター経験を経て
現在は美容・毛髪化粧品メーカーに勤務。
毛髪理論や薬剤に関する知識・情報を理美容サロンなどに
丁寧な解説でお伝えしています。

寄稿者
澤田 昌志 Masashi Sawada
学生時代にジムのインストラクター経験を経て現在は美容・毛髪化粧品メーカーに勤務。毛髪理論や薬剤に関する知識・情報を理美容サロンなどに丁寧な解説でお伝えしています。