床屋の育毛研究所

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【まずは髪の毛のことを知りましょう】

毎日目にし触れている髪の毛ですが、成分や一生、そして薄毛になるメカニズムについて、意外と知らないことが多いのではないでしょうか?
育毛について考える前に、まず髪の毛のことを知る必要があります。順を追って詳しくご説明致します。

そもそも髪の毛って何からできているかご存知ですか?

髪の毛の80〜90%はケラチンタンパク質という成分で作られています。
そもそもタンパク質とは、アミノ酸という非常に小さな物質が集まってできたものです。人間の体には約20種類のアミノ酸が存在し、アミノ酸同士が様々な組み合わせ、つながり方をして約10万種類のタンパク質をつくっています。
その中でも硬く丈夫なタンパク質が、髪の毛や爪に含まれるケラチンタンパク質という物質です。
よく髪の毛に良い成分としてアミノ酸の名前を聞くかと思いますが、髪の毛の成分の大部分をタンパク質が占めており、そのタンパク質はアミノ酸によって作られているため、アミノ酸=髪に良いとされているのです。

髪は「成長期」に成長する

髪の毛には「ヘアサイクル」と呼ばれる、4段階に分かれる髪の一生があります。髪の毛は、1日に0.3~0.5ミリ、1カ月で約1.2センチ、1年では約15センチ伸びます。けれども髪の毛は永遠に伸び続けるのではなく、一定の期間を経ると自然に抜け落ち、抜け落ちたところからまた新しい髪の毛が生えてくる、ということをくり返しています。
1本の髪の毛が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期を「ヘアサイクル」といい、男性で約3〜5年、女性で約4〜6年の期間があります。ヘアサイクルのうちのほとんどの期間は、毛母細胞が分裂し髪の毛が伸びる「成長期」です。成長期が長ければ、髪の毛はその分長く太く成長する傾向があります。その後、成長が止まる「退行期」(2~3週間)を経て、「休止期」(数カ月)になると、毛根の位置が浅くなり、その毛穴の奥で新たに成長を始めた髪の毛に押し出されるようにして自然に抜け落ちます。
髪の毛1本1本のヘアサイクルは異なり、脱毛の時期がずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。

日本人の髪の毛は平均約10万本あり、ヘアサイクルから計算すると、1日あたり50〜100本程度の髪の毛が抜ける事になります。成長した髪の毛がこの程度の本数抜けるのは自然な生理現象で、抜け毛を心配する必要はありません。しかし、短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛になりかけている可能性があります。

薄毛とは、「成長期」が短くなってしまい髪の毛が十分に成長できず、髪が細くなる・髪の寿命が短くなってしまうということです。
以下の4つのうち、どれかひとつが薄毛の原因とは限りません。複数の原因が互いに影響しあっている場合も多いと考えられます。

1.男性ホルモンの作用

思春期以降の男性において、男性ホルモンのひとつである「テストステロン」が分泌され毛乳頭細胞に運ばれると、「5α-リダクターゼ」という酵素の働きで、「ジヒドロテストステロン」に変換され、毛乳頭細胞にある受容体に結合します。すると毛乳頭細胞では「TGF-β」というタンパク質が産生されます。
「TGF-β」はいわば脱毛指令因子であり、これが毛母細胞の分裂を抑制することで、まだ成長期の髪の毛が退行期に移行してしまいます。
「TGF-β」の影響で、平均4~6年である髪の成長期が短くなり、数カ月~1年ほどになってしまうこともあります。このため、髪の毛は十分に成長することなく退行期・休止期に入り、短く細いまま抜け落ちることが繰り返されるのです。

2.頭皮の血行不良

頭皮が血行不良になると、毛根は毛細血管から酸素やアミノ酸を受け取れなくなります。その状態が続くと、髪の毛の成長が止まり「成長期」にあった髪の毛が途中で抜けてしまうのです。頭皮が血行不良になる原因は様々ですが、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、あまり筋肉を動かさなくなるので血行が悪くなります。同様に目が疲れると、首と顔の筋肉や血管は頭部と繋がっているため、頭部も同じようにこわばってしまい血行不良をおこしてしまうのです。
また、頭皮には血管の動きを助けることができる筋肉がほとんどないことも血行が悪くなりやすい原因とされています。

3.頭皮・毛穴の環境

・頭皮が紫外線の影響などで乾燥している
・毛穴に汚れや皮脂が詰まっている
・皮膚常在菌の繁殖
頭皮や毛穴がこのような環境に長くあると、髪の毛の成長を止めてしまう原因になります。

4.ストレス・食事・生活習慣の乱れ

上記3つの原因全てに関係しているのが、ストレス・食事・生活習慣です。

ストレス
ホルモンバランスに悪影響を与え、男性ホルモンの分泌(テストステロンの増加)にも関わってきます。さらにストレスによって自律神経が乱れると、血行不良、食欲不振による内臓機能の低下など、髪の毛のみならず体全体に悪影響を与えます。

食事
動物性脂肪や糖分の摂りすぎは皮脂を過剰に分泌させ、頭皮環境を悪化させます。
逆に髪の主成分であるタンパク質(アミノ酸)を多く摂ることは髪の毛の成長にも良いとされています。

生活習慣の乱れ
過度な睡眠不足、飲酒、喫煙はストレス同様自律神経の乱れを引き起こしたり、血行不良を招くなど、薄毛の原因の一つと考えられています。